大気測定

業務概要

大気測定は、「ばい煙測定」と「環境大気質測定」に大別されます。

ばい煙測定

大気汚染防止法により、一定規模以上のばい煙を発生させる施設は「ばい煙発生施設」として登録され、管理されています。「ばい煙測定」は、それらばい煙発生施設から出るばい煙を測定し、排出基準と比較するものです。

環境大気質測定

環境調査や環境アセスメント、環境モニタリングなど、その目的はいろいろですが、大気質中の有害物質濃度を測定し、環境基準と比較します。多くの場合、風向、風速、気温、湿度などの現地気象観測も行います。気象庁の気象観測データを用いる場合もあります。

また、VOCや重金属など特殊な項目を測定する場合は、「有害大気汚染物質濃度測定」と呼ばれることもあります。

測定内容

  • 焼却炉、ボイラー、乾燥炉その他のばい煙発生施設のばい煙測定
    項目:ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、カドミウム、水銀、T-VOCなど
  • 環境大気質測定
    項目:SPM、二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、塩化水素など
  • 気象観測
    項目:風向、風速、気温、湿度、降水量、日射量、放射収支量など
  • 有害大気汚染物質濃度測定
    揮発性有機化合物、重金属類など

参考リンク