有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)分析に関するお知らせ
2020年3月24日
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸) などの有機フッ素化合物は、撥水剤、塗料、防汚剤、オイル表面処理剤など様々な用途で使用されていましたが、安定な構造をしているため環境中で分解されにくく、環境残留性や生体蓄積性による人や生物への有害性が懸念されています。
PFOSは「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」において第一種特定化学物質に指定され、製造、輸入時の規制が設けられています。PFOAにおいても、ストックホルム条約(POPs条約)の廃絶対象物質に追加され製造や上市を原則禁止するとともに、化審法でも2020年に第一種特定化学物質に指定される見通しです。
この度、PFOS/PFOAは、厚生労働省の水質基準逐次改正検討会並びに環境省の水環境中の指針値(暫定目標値:PFOS及びPFOAの量の和 0.00005mg/L(=50ng/L))が示され、国や都道府県に調査などに努めることを求める「要監視項目」に位置付けられる予定です。
当社では、LC-MS/MS による測定技術を活かし、有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)分析に取り組んでおりますので、是非ご相談ください。